余市キャメルファームさんにてワイン用葡萄の収穫!
今年で3回目の参加になります。
http://camelfarm.co.jp/
お天気も良く、途中から半袖で作業。
収穫ボランティア初日の葡萄品種は「レンベルガー」
2日目と参加した3日目は写真の「ケルナー」でした。
敷地内の醸造所(ワイナリー)が完成し、収穫後すぐに醸造となります。
最高に新鮮ですね!
圧搾後の搾りかすです。
フランスでは、自治体が所有する蒸留施設に搾かす+その他の
原料を持ち込み、蒸留酒(オー・ド・ヴィー・ド・マール)を製造する
醸造家さんもいらっしゃいます。
イタリアではグラッパという蒸留酒です。
…いつか余市駅前の某「○ッカ」さんの蒸留施設でコラボで…
とひそかに期待しているのは私だけでしょうか︎︎…!
貴重な光景!
珪藻土で清澄したワインから除去されるロール紙状のオリ。
シャルマ方式によるスパークリングは、緻密な技術が要求されます!
初リリースが待ち遠しいですね〜
美しい溶接とド迫力のタンク。
ボトリングシステム
こちらもイタリア製です。
キャメルファームさんの醸造コンサルタントには何と!
イタリア醸造家協会会長のリカルド・コタレッラさんが
携わっておられるのです!
余市のポテンシャルとスタッフさん達の情熱、コタレッラさんの
コンサルタント、そしてキャメルファーム(カルディ)さんのマーケティング。
日本のワイン史が大きく、変わろうとしています。
湿度と温度が保たれた熟成室。
まるで地下カーヴにいる様な。
スタッフさん達の収穫はまだまだ続きます。
醸造も続きます。
そして厳しい冬場の剪定作業があります。
ワインを飲む時、野菜や肉、魚を食べる時、
そこには沢山の方の時間が費やされている事を、
決して忘れてはならないですね。
話は変わりますが、田崎真也氏がソムリエ協会会長に就任されて
からのソムリエ試験2016年〜は、明らかに過去の傾向と異なります。
テイスティング試験にも日本品種「マスカットベーリーA」や
「甲州」が登場しました。
筆記試験に関しては過去問は参考までにという位で、
あまりクローズアップされなかったニューワールド
なども出題されました。
ソムリエとワインアドバイザーが統合し、
難易度が高く合格率も下がったといわれています。
ゆくゆくは国家資格になるそうです。
2018年秋から日本のワインにおけるラベル表示など
厳格化されます。
2020年のオリンピックや日本産ワインの輸出に向けて、
国際規格に合わせた形になっていきます。
ひと昔前の日本ワインは720ml(国際規格は750ml)でしたし、
安価なワインは海外のバルクワインや濃縮葡萄果汁を輸入して、
日本国内で醸造や瓶詰めし、国産ワインとして販売しているという事実もあります。
(2004年日本国産ワインの75%は輸入原料に由来するものでした)
でもそれは税金の問題であったり、販売・人件費コストの問題であったり、
需要と供給のバランスであったりするのです。
歴史的にワインに馴染みの浅い日本人に先ずはコストハードルを下げ、
買って飲んでもらうための策です。
やっと国が業界に追いついた。そんな感じです。
昨今の熱いワイン業界の潮流は、
幾度となく訪れたワインブームとは
違う気がしてなりません。
2017年10月13日
余市キャメルファームさん収穫 2017
posted by Le phare at 23:58| 大人の遠足《北海道編》