2017年10月13日

余市キャメルファームさん収穫 2017

余市キャメルファームさんにてワイン用葡萄の収穫!
今年で3回目の参加になります。
http://camelfarm.co.jp/

お天気も良く、途中から半袖で作業。
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収穫ボランティア初日の葡萄品種は「レンベルガー」
2日目と参加した3日目は写真の「ケルナー」でした。

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敷地内の醸造所(ワイナリー)が完成し、収穫後すぐに醸造となります。
最高に新鮮ですね!
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圧搾後の搾りかすです。
フランスでは、自治体が所有する蒸留施設に搾かす+その他の
原料を持ち込み、蒸留酒(オー・ド・ヴィー・ド・マール)を製造する
醸造家さんもいらっしゃいます。
イタリアではグラッパという蒸留酒です。
…いつか余市駅前の某「○ッカ」さんの蒸留施設でコラボで…
とひそかに期待しているのは私だけでしょうか︎︎…!

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貴重な光景!
珪藻土で清澄したワインから除去されるロール紙状のオリ。

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シャルマ方式によるスパークリングは、緻密な技術が要求されます!
初リリースが待ち遠しいですね〜
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美しい溶接とド迫力のタンク。

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ボトリングシステム
こちらもイタリア製です。

キャメルファームさんの醸造コンサルタントには何と!
イタリア醸造家協会会長のリカルド・コタレッラさんが
携わっておられるのです!
余市のポテンシャルとスタッフさん達の情熱、コタレッラさんの
コンサルタント、そしてキャメルファーム(カルディ)さんのマーケティング。
日本のワイン史が大きく、変わろうとしています。

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湿度と温度が保たれた熟成室。
まるで地下カーヴにいる様な。

スタッフさん達の収穫はまだまだ続きます。
醸造も続きます。
そして厳しい冬場の剪定作業があります。

ワインを飲む時、野菜や肉、魚を食べる時、
そこには沢山の方の時間が費やされている事を、
決して忘れてはならないですね。

話は変わりますが、田崎真也氏がソムリエ協会会長に就任されて
からのソムリエ試験2016年〜は、明らかに過去の傾向と異なります。
テイスティング試験にも日本品種「マスカットベーリーA」や
「甲州」が登場しました。

筆記試験に関しては過去問は参考までにという位で、
あまりクローズアップされなかったニューワールド
なども出題されました。
ソムリエとワインアドバイザーが統合し、
難易度が高く合格率も下がったといわれています。
ゆくゆくは国家資格になるそうです。

2018年秋から日本のワインにおけるラベル表示など
厳格化されます。
2020年のオリンピックや日本産ワインの輸出に向けて、
国際規格に合わせた形になっていきます。
ひと昔前の日本ワインは720ml(国際規格は750ml)でしたし、
安価なワインは海外のバルクワインや濃縮葡萄果汁を輸入して、
日本国内で醸造や瓶詰めし、国産ワインとして販売しているという事実もあります。
(2004年日本国産ワインの75%は輸入原料に由来するものでした)
でもそれは税金の問題であったり、販売・人件費コストの問題であったり、
需要と供給のバランスであったりするのです。
歴史的にワインに馴染みの浅い日本人に先ずはコストハードルを下げ、
買って飲んでもらうための策です。
やっと国が業界に追いついた。そんな感じです。
昨今の熱いワイン業界の潮流は、
幾度となく訪れたワインブームとは
違う気がしてなりません。
posted by Le phare at 23:58| 大人の遠足《北海道編》